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インターホン越しでの不審者の見分け方とは?マンションも狙われる理由

怪しい人物がインターホンを鳴らしてきた時に慌てないために知っておきたいポイントを解説

インターホン越しの不審者の見分け方とは?マンションも狙われる理由

インターホン越しの不審者の見分け方とは?マンションも狙われる理由

不審者がインターホンを鳴らして、家の状況を確認しようとするケースがあります。
たとえば、深夜に突然インターホンが鳴ったり、覚えのない業者が自宅の点検をしたいと言ってきた...と怖い思いをした経験がある方もいるのではないでしょうか。

とくに最近では宅配業者や水道業者を装った、強盗の下見らしき不審者の訪問が相次いだという報道もあり、自分の家が強盗のターゲットにならないかと心配な方もいるかと思います。
この記事では、不審者の見分け方や、覚えのない訪問があった時の対応通報の判断基準などを解説します。 不審者にインターホンを鳴らされた時、冷静に判断できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

不審者がインターホンを鳴らすのはなんのため?何しに来ているの?

不審者がインターホンを鳴らす理由の例

  • 在宅か留守かを確認している
  • 住人の生活スタイルを確認している
  • 住人の年齢・性別・家族構成など情報を得ようとしている
  • イタズラ・いやがらせ

いわゆるピンポンダッシュなど、子供のイタズラでインターホンが鳴らされるケースもありますが、とくに警戒しておきたいのは空き巣や強盗の下見です。
泥棒の手口も様々で、インターホンを鳴らして応答がなければ侵入する「空き巣」や、業者を装って玄関ドアを開けさせ、無理やり侵入する「押し込み強盗」など、あらゆる手段で住宅へ侵入しようとします。

単純に「怪しければ無視すれば良い」というわけではなく、もちろんいきなり玄関ドアを開けるのでもなく、インターホンが鳴った時はカメラモニターから相手をよく見て、不審者かどうか見分けるようにすることが大切です。

強盗の下見?不審な訪問が相次ぐ

2024年、関東地方を中心とし、闇バイトによる強盗事件が多発し、多くの方が被害に遭いました。
国からも個人宅向けの防犯対策を強化するための補助金事業を実施するなど、一人ひとりが防犯意識を持つことが呼びかけられています。

そして、全国各地で業者などを装った不審者の訪問があったことも話題になり、強盗の下見なのではという見方がされています。

参考:NHK「不審な人物の訪問相次ぐ 強盗事件などにつながるおそれ注意」

オートロックマンションでも狙われる可能性はある

オートロックマンションでも空き巣・強盗に狙われる理由

オートロックマンションであればインターホンを使った下見はできないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、「オートロックマンションなら狙われない」という考えは危険です。

たしかに、エントランスのオートロックは、入居者以外の侵入を防止できる効果的な防犯設備です。
しかし、マンションの場合、一度侵入されてしまえば犯行が容易になってしまうのが弱点ともいえます。
防犯対策は原則、複数のセキュリティを合わせ、二重三重で警戒ができるようにしておくことがおすすめです。

不審者がマンションのオートロックを通過する方法は以下のような方法が考えられます。

不審者がマンションのオートロックを通過する手口の例

  • 住民が帰宅するタイミングで一緒に侵入する「共連れ」
  • マンション内から人が出ていく時にオートックが開くのを利用して侵入する「入れ違い」
  • 何らかの方法でオートロックを解除する暗証番号を入手する
  • 宅配便など業者のふりをしてインターホンを鳴らす

マンション・アパートなどの集合住宅住まいの方も、物件のセキュリティがしっかり機能していることは大前提ですが、建物に住む住人ひとりひとりの防犯意識も大切であることを知っておきましょう。
また、マンションオーナーの方や管理組合の方は、オートロックや防犯カメラなどの設備が正常に動くことを確認しておきましょう。

いざという時に防犯カメラが録画されていなかったり、インターホンのモニターが映らないまま放置したが故に不審者の侵入を許してしまったということがあれば、責任問題にもなりかねません。

インターホンを鳴らす不審者の見分け方とは?
モニター越しで怪しい人物に気付くためのポイント

インターホン越しで不審者を見分けるポイント

カメラ付インターホンをお使いの方は、インターホンが鳴ったら、玄関のドアを開ける前に必ずカメラモニターに映る訪問者の姿を確認しましょう。
予定のない訪問や、不審な様子があれば玄関を開けないことも大切です。

インターホン越しで不審者を見分けるには、服装や動き、話し方などがありますが、不審者かどうか見分けるために長く対応する必要はありません。
「怪しい」と思ったら、玄関のドアは絶対に開けないようにしましょう。

それ、不審者かも?!インターホン越しで見る怪しい人物を見分けるポイント

  • インターホンのカメラに映らない位置に立っている
  • 傘やタオルなどでインターホンのカメラから顔を隠す
  • 夜中に何度もインターホンを鳴らす
  • 社名や部署名を聞いても誤魔化す
  • 身分を証明できるものを持っていない
  • キョロキョリと周囲を見たり、話す内容が一貫していないなど挙動不審
  • 業者や公共の人物を名乗っているのに荷物を持っておらず軽装
  • 家の周囲を凝視し観察している
  • 一人なのか他に家族がいるかなど、状況を探ってくる
  • 訪問理由が曖昧で、明確な内容をいわない
  • 訪問後にインターホンにシールを貼ったり、記号を書いて去る

もし本物の業者であれば、社名や部署名は当然言えるはずです。
とくに、マンションで設備の点検などを目的とした訪問の場合、通常、各部屋に訪問する前に管理会社やオーナーへ要件を伝えるはずなので、先に入居者へお知らせがあるのが通常です。

マンション住まいの方は、いざという時に不審者を見分けるためにも、マンションの管理人からのお知らせ情報は普段から確認するようにしたほうが安心です。

強盗に一度侵入されてしまうと周囲に助けを求めることも難しくなる可能性もあり、非常に危険です。 鍵を閉めておくだけでなく、ドアロック・ドアチェーンなどを使い、二重で鍵を閉めることを習慣づけておくことも大切です。

もしかして不審者が来たかも・・・警察に通報するのはアリ?

警察に通報したい時の判断基準参考

不審者らしき人物が来たといっても、状況により通報しても良いのか判断に困ることもあるかと思います。
不審者が自宅に来たのであれば、警察に通報しても良いでしょう。
万が一、本当に空き巣や強盗の下見だったのなら、ターゲットにされてしまっては大変です。

「怪しかったかもしれないけど、通報するほどのことかわからない...」という場合、警察の相談専用の番号「#9110」に電話をかけると、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口に繋がります。
相談した内容に応じたアドバイスや、適切な機関の紹介などをしてくれるので、「今すぐ警察に来てほしいというほどではないけど、どうすれば良いか相談したい」という場合、こちらにかけると良いでしょう。

「110」と「#9110」の違い

「110」と「#9110」は、どちらも警察につながる電話番号ですが、簡単にいえば「110」は緊急通報用、「#9110」は緊急性のない相談用の電話番号です。
2023年、警察にあった110番通報のうち、2割が緊急応対を必要としない通報となっています。

緊急性のない通報が多発すると、本当に緊急性の高い事件・事故への対応が遅れるリスクがあるため、緊急性のない警察への相談は、「#9110」への相談が推奨されています。

居留守は危険?不審者にインターホンを鳴らされたらどうするべきか

インターホンが鳴り、モニターを見たら怪しい人物が・・・という場合、居留守を使いたい気持ちになるのはよくわかります。
しつこい訪問販売などが相手であれば居留守も効果的な手段の一つですが、万が一相手が空き巣だった場合、留守だと判断して侵入される危険性があるため、居留守が効果的とは言えません。 「居直り強盗」といって、空き巣が住人と鉢合わせたために住人へ怪我をおわせて強盗に変わってしまう例もあります。

怪しい人物が来た時の対応や、日頃から気をつけるポイントについてご紹介します。

モニター越しに相手を確認する

玄関ドアを開ける前に相手を確認

玄関を開ける前に、必ずインターホンのモニターを使って相手の様子を確認しましょう。
相手の身元や要件がはっきりしない場合、ドアは開けないほうが安全です。

相手の質問に答えない

相手の質問に答えない

公共の職員を装って不審者が訪問する事案もおきています。
たとえば厚生労働省の職員であれば、「調査員証」を携帯しており、持っていなければ不審者と見分けることもできます。 身元のはっきりしない訪問者から「今一人ですか?」「家族はいますか?」というような質問をされても、答えないようにしましょう。

参考:厚生労働省「厚生労働省職員や機関を装った不審な電話・メールにご注意ください。」

対面せず、ポストに案内を入れておいてもらうよう伝える

ポストに名刺を入れておいてもらう

訪問営業や点検などを装った不審者には、「名刺をポストに入れておいてください」「今手が離せないので案内を入れておいてください」などと伝え、直接応対しない手段もあります。
法人で直接営業に出向くような社員であれば、お客様に渡せる名刺やちらしなどは持っているのが通常です。

シンプルに「いりません」「不要です」

お断り

しつこい訪問販売に対してもそうですが、不審者かどうか見分けるために長々と会話をすることはおすすめできません。
相手に隙を与えたり、会話のどこかから情報を提供してしまうことにもなりかねないからです。かといって、強い口調で怒鳴るなど相手を逆上させるような対応は、逆効果になることもあります。

「今手が離せないので失礼します」など、会話は最小限にして、玄関ドアは開けずになるべく早く会話を切り上げるようにしましょう。

警察へ通報

警察へ通報

必要に応じて警察に通報することも必要です。
「不審者かもしれないけど、違うかもしれないし、通報して良い内容かわからない」と迷ったら、警察の相談専用の番号「#9110」に電話をかけるとどこに相談するべきかアドバイスをもらうこともできます。

近隣住民と情報共有

近所の人と情報を共有

不審者対策には近隣住民とのコミュニケーションも大切です。
戸建てに住む方であれば、近所に住まう方と話をすることでお互いに情報の共有ができます。

マンションなら管理組合・理事会の集まりで不審者らしき訪問があったことを伝えたり、マンションオーナーや管理会社に話すことで防犯設備の追加や見直しをするきっかけになるかもしれません。

宅配業者を装う不審者対策に、普段から置き配や宅配ボックスを利用する

置き配を使う

最近は戸建てでもマンションでも、置き配を一般化することが推奨されつつあります。
通販を使うことが多い方はとくに、置き配を使うことを日常化しておくことで、宅配業者を装って玄関のドアを開けさせようとする人物を不審者と見分ける基準にもなります。

【管理組合・オーナーの方へ】マンションの防犯設備、古くなったまま放置していませんか?

マンションの防犯設備を総合的に対応

マンションのインターホンは約15年で交換が必要とされています。

弊社ではマンションのインターホンリニューアル工事の他、防犯カメラや防犯フィルム、防犯灯(常夜灯・センサーライト)など、防犯設備を総合的に取り扱っており、お客様に合った最善のセキュリティをご提案させていただくことができます。

「管理組合で防犯設備の見直しの話が出たので、まずは費用感を聞きたい」
「オートロックの他、どんなセキュリティを入れるべきか」
「今はカメラなしのインターホンなんだけど、カメラ付のインターホンに変えたい」

など、集合住宅に住む皆様の不安や現地の状況に合わせて防犯のプロがアドバイスをさせていただきます。
現地調査・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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