マンションも強盗に狙われる?集合住宅でも防犯対策は万全に
集合住宅の強盗被害を防ぐ対策や防犯設備の重要性について解説します。
マンションも強盗の標的に?集合住宅の防犯対策を強化!

「闇バイト」による連続強盗事件が、深刻な社会問題となっています。
闇バイト関連の事件では、これまで犯罪とは無縁だった人々が、SNSなどで「高収入」や「簡単な仕事」甘い言葉に誘われ、アルバイト感覚で応募した結果、泥棒や強盗などの犯罪に加担させられるケースが多数発生しています。こうした状況を受け、警察も各地で注意喚起を行っています。
戸建て住宅での強盗事件が多く報道されていますが、集合住宅においても強盗事件は発生しています。
このページではマンションやアパートでの強盗被害を防ぐための対策や、集合住宅の入居者を守る防犯設備の重要性について解説します。
闇バイトによる強盗事件が多発
2024年、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県など関東圏を中心とした地域で強盗事件が多発しました。
その後、関東圏以外の地域でも、闇バイトによる犯行と見られる強盗事件が相次ぎ、戸建て住宅だけでなく、店舗やマンションでも侵入盗の被害が報道がされています。
マンションで起きた侵入盗事件
2024年11月、大阪府内のマンションの一室で、バールを使ってドアをこじ開けようとする侵入犯罪が発生し、闇バイト関連の事件として報道されています。
参考:朝日新聞デジタル「「闇バイト」でバール持ちマンション侵入か 社長宅で高額窃盗被害も」
集合住宅は、一度侵入されてしまうと複数の部屋が被害に遭う可能性があるため、安心して暮らすためにも防犯設備の存在は必要不可欠です。
また、住人が留守中に侵入する空き巣とは異なり、強盗は住人が在宅中でも押し入るため、金銭的な被害にとどまらず、身体的・精神的なダメージも大きくなります。こうした被害を防ぐためにも一人ひとりが防犯意識を持って生活をすることが重要です。
マンションを狙う泥棒の侵入手口
マンション・アパートを狙う泥棒の主な侵入経路は、表の出入口(エントランス)や各戸の窓、裏口(サブエントランス)などが挙げられます。
複数世帯が共同で住む集合住宅では、建物内で知らない人物とすれ違っても疑問に思わない場合も多く、エントランスから堂々と侵入する泥棒も多いです。
強盗の侵入経路としても、業者を装った侵入や、鍵を忘れた入居者のふりをして、他者がオートロックを通過する際に一緒に入る(共連れ)等の手口でエントランスを突破するケースが考えられます
インターホンのリニューアルで防犯性を向上

マンションのオートロックの有無は、泥棒や強盗の侵入のしやすさに大きく影響します。もちろん、オートロックがあるからといって 完全に安全とは限らず、突破されるケースもあります。
しかし、泥棒や強盗は侵入前に下見を行うことが多く、その際にオートロックの有無や防犯カメラの設置状況を確認する傾向があります。
例えば、オートロックが故障して開いたままになっていると、下見に来た泥棒からすれば「防犯意識が低く、侵入しやすいマンションだ」と判断され、標的にされやすくなってしまいます。
最近の集合住宅向けインターホンは、オートロック機能だけでなく、防犯性の向上や、入居者が安心して過ごせるための機能を備えた機種が多く登場しています。
弊社でも、訪問者の確認だけでなく、安全性と利便性を兼ね備えたインターホンへのリニューアルを希望するご相談が増えています。
ここでは、マンションの防犯性を高めるインターホンの機能を一部ご紹介します。
訪問者の顔が確認できるカメラ付インターホン
分譲マンション・賃貸マンションを問わず人気の高いのが、カメラ付きのインターホンです。
弊社にマンションのインターホン更新工事をご依頼いただく際も、「今はカメラなしの機種ですが、カメラ付きの機種に交換できますか?」といったご相談が多く寄せられています。
やはり玄関のドアを開ける前に訪問者の顔をモニターで確認できるカメラ付きインターホンは、入居者にとって安心材料になり、高い人気を誇ります。
スマホ連動で外出先でも安心
マンション向けのインターホンの中には、入居者のスマホと連動できる機種もあり、特に分譲マンションで好まれる傾向があります。
スマホと連動することで、外出中でも訪問者が来たことがわかり、遠隔で操作ができるので、留守中の不審な訪問にも気付くことができます。
また、宅配業者や知人の訪問もスマホ上で確認できるため、防犯としての用途以外でも人気です。
訪問者に機械が対応する自動応答機能
エントランスで呼び出しがあった際、入居者が自分で対応するのではなく、インターホン機器が自動で訪問者の名前や要件を聞いてくれる機能があります。訪問客の要件を事前に確認した上で対応ができるため便利です。
パナソニックでは 「オートコンシェルジュ」、アイホンでは 「取り継ぎ機能」 という名称で提供されています。「訪問販売が断りにくい」「手が離せない時に訪問者が来た」などの悩みを解決できるため、多くの入居者にとって安心できる機能です。
防犯設備を組み合わせて強盗を近づけないマンションへ
オートロックシステムは、正面エントランスからの侵入を防ぐことができるため、防犯対策として効果的です。
しかし、入居者などがマンションに出入りをするタイミングで侵入したり、マンション周辺の設備や車を足場にしてベランダから侵入される可能性もあるため、オートロックだけでは完全な安全対策とは言えません。
そのため、複数の防犯設備を組み合わせることで、防犯効果をさらに高めることが重要です。以下では、オートロックに加えてマンションに導入すると効果的な防犯対策をご紹介します。

マンションにおすすめの防犯対策
- 泥棒や強盗の侵入経路になりやすい場所に防犯カメラを設置する
- 防犯フィルム施工で窓ガラスを強化し、窓からの侵入を防止する
- 裏口の施錠を強化し、外部から侵入できないようにする
- センサーライトで人を感知して自動点灯し、不審者の侵入を防ぐ
このように、二重・三重で防犯設備を導入し、侵入される隙を見せない環境を作ることが、強盗の侵入を防ぐためので非常に重要なポイントとなります。
弊社はマンションの防犯設備に関する実績が多数あり、防犯カメラや防犯フィルムなどの施工も対応可能です。
入居者が防犯意識を持つことも重要
戸建て住宅でもマンションでも、防犯設備を整えることで、犯罪者が近づきにくくなります。しかし、防犯設備の存在を過信し、入居者が何も対策をしなければ、泥棒や強盗に狙われる危険性があります。
泥棒・強盗被害を防ぐために普段から意識したいこと
- ゴミ出し等の短時間の外出でも必ず鍵をかける
- 在宅時は鍵の施錠だけでなく、ドアガード・ドアチェーンも閉める
- インターホンが鳴ってもすぐにドアを開けない
- 高齢者や女性の一人暮らしの場合、悟られない工夫をする
- できる限り近隣住民の方とコミュニケーションをとる
近隣住民との交流を持つことで、不審者に気付きやすくなり、また不審な出来事ことがあった際に情報共有がしやすくなります。
さらに、マンションの利用マナーを守ることも大切です。一見、防犯とマナーは関係がないように思えますが、ゴミ捨て場が荒れていたり、共用部の設備が壊れたまま放置されていると、防犯意識の低い建物だと判断され、犯罪者に狙われる可能性があります。
インターホンの更新工事ならご相談ください

このページでは、マンション・アパートなどの集合住宅における強盗の侵入対策として、おすすめのインターホン機能や、マンションの防犯対策についてご紹介しました。
インターホンが古いまま放置されていると、肝心な時に故障し、建物内でトラブルが発生する可能性があります。そのため、現在使用しているインターホンの更新時期を確認し、計画的にリニューアルできるようにしておくことをおすすめします。
弊社では、集合住宅向けのインターホン更新工事に加え、防犯カメラや防犯フィルムなどの防犯設備工事にも対応しております。インターホン機器は、パナソニック・アイホンの2大メーカーを取り扱い、なるべく安く、管理者の方にも入居者の方にもベストな内容となるようご提案させていただいております。
現地調査・お見積りは無料となります。マンションの防犯設備の導入や見直しをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。